ちょうちょがとまる花


暑い・・・

ポスティングのパート、歩くの好きだから続けてるんだけど、

暑い・・・!

朝9時にチビちゃんを幼稚園に送って行った時、園庭の電光掲示板が気温32度になってたから、今お昼だから34度くらいになったかな。

帰ったら扇風機の前でアイス食べようっと!

「マルサワさ~ん」

うちによく宅急便届けてくれるオネエサンが、道路に車を横付けしてこっちに手をふっている。

「あ!こんちわー」
私も笑顔で手を振り返す。

「あのー!荷物あるのー!マルサワさんのー!」

「あ、ほんとにー!会えて良かったー!ちょうだーい!今もらいますー!」

チラシをたくさん積んだ自転車を押して、私はオネエサンの車へ寄った。

「いい?!いいですか?!」
「いいですよー!良かったほんとにー」
「マルサワチエリさん、ですよね、これ住所も合ってますよね」
オネエサンは荷物の伝票ラベルを見せてくれた。
「うん!合ってます合ってます!マルサワチエリ、住所もだいじょうぶです!」
「すいませんっ、見かけたから・・・」
「良かったほんとにー!ありがとうございますー」

じゃっ♪
と手をふって、私たちは反対方向に別れた。

そのあと、ポスティングを続けながら、なんだかずっとルンルン気分だった。

オネエサンと私、ファインプレーだったな。

さわやかで、スムーズだったな。




家に帰ってからも、(扇風機の前でバニラアイス食べました♪)ずっとルンルン気分は続いていて、

なんだろなー。

このルンルンはなんなんだろうなー。

そしてチラシの折り込み作業をしているとき、ふと思ったの。

あのね、たとえば、ちょうちょが、

そう。ちょうちょがね。

パッと見て、
止まりやすいお花
ってあるんじゃないかな。

「蜜に毒があるかも」
とか
「なんか近くにカラスがいそうだから食べられちゃうかも」
とか
「クモがいそうだから食べられちゃうかも」
とか、
きっとちょうちょは、少しでも「やめておこうっと」って感じたら、そのお花にはとまらないと思うのね。
その「なんとなくやめておこう」「なんとなくだいじょうぶ」はきっと、すごく直感的なものなんだと思うの。



うん、そう。

たぶんオネエサンは私を見かけて、

「なんとなくだいじょうぶ♪」

って感じて、声をかけてくれた。

嬉しい。

そのことが、たまらなく嬉しい。

なんでかな。毎日がすごく幸せだ。

ありがとうございます。